白米は黒い器で、と決めている。白米の色が際立ってより美味しく見えるからである。質感はマットなものほどよい。あまり艶が出てしまうと、これも白米の艶を消してしまうからだ。
器を愛好する人に比べればこだわりとも言えないことだけれど、だからこそ、とても大事なことなのだ。
日本の本質はシンプルにあると思っている。箸ひとつが西洋のスプーン、フォーク、ナイフの全ての役割を果たすように、シンプルな中にいくつもの要素を兼ね備えるのが、日本人のものづくりの根幹にあるような気がしている。
だから色はできる限り少なくていい。主役は食だから。日本古来の器が、毅然としてシンプルなのはそのせいだろうと思っている。
SALOMEは、通常は漆器の下地として使用される蒔地(マキジ)という技法を用いて、器を蘇らせたものだ。漆は艶を加えるが、蒔地はマットな特性を持っており、このような質感の仕上がりになるのだという。
白米を入れる以外にも和え物やデザートにも使える。如何様にも使える、日本の粋を感じる器である。
器を愛好する人に比べればこだわりとも言えないことだけれど、だからこそ、とても大事なことなのだ。
日本の本質はシンプルにあると思っている。箸ひとつが西洋のスプーン、フォーク、ナイフの全ての役割を果たすように、シンプルな中にいくつもの要素を兼ね備えるのが、日本人のものづくりの根幹にあるような気がしている。
だから色はできる限り少なくていい。主役は食だから。日本古来の器が、毅然としてシンプルなのはそのせいだろうと思っている。
SALOMEは、通常は漆器の下地として使用される蒔地(マキジ)という技法を用いて、器を蘇らせたものだ。漆は艶を加えるが、蒔地はマットな特性を持っており、このような質感の仕上がりになるのだという。
白米を入れる以外にも和え物やデザートにも使える。如何様にも使える、日本の粋を感じる器である。
